COLUMN

グラフィック・デザイナー、ジョナサン・バーンブルックが語る、デヴィッド・ボウイ、そして『DAVID BOWIE is』

デヴィッド・ボウイの21世紀に入ってからのアルバム『ヒーザン』、『リアリティ』、『ザ・ネクスト・デイ』などのアートワーク、現代美術家ダミアン・ハーストの作品集「I WANT TO SPEND THE REST OF MY LIFE EVERYWHERE, WITH EVERYONE, ONE TO ONE, ALWAYS, FOREVER,NOW.」、森美術館のCI(コーポレート・アイデンティティー)を手がけ、『★』のデザインで来年のグラミー賞“べスト・レコーディング・パッケージ”部門にノミネートされているグラフィック・デザイナー、書体デザイナー、ジョナサン・バーンブルック。

 

『DAVID BOWIE is』日本展会場限定で販売となる、「★」の12インチ・シングルのアートワーク・デザインも彼の手によるもので、アルバム『★』のレコード盤とCDの延長線上にあるような、何とも美しいデザイン。そして会場でこのアナログ盤を手に取る者に向けてメッセージを込めた仕上りとなっている。

 

デザインに関してジョナサンは『前世紀最高のアーティストのひとり、デヴィッド・ボウイにふさわしいものを作ろうとしたんだ。僕は彼のファンがどんなものを気に入るかいつも意識している。今回はデザインがとてもシンプルなだけに、細部に至るまでパーフェクトである必要があったね。レコード盤をジャケットから取り出すと出てくる「無限大」のシンボル(∞)がとても重要だった。「アイ・キャント・ギヴ・エヴリシング・アウェイ」の中で、永遠に生きていたいという彼の強い願い、そして彼がもうこの世に居ないながらも、僕たちにはいつまでも彼の音楽があることを象徴しているんだ。』と語った。

 

さらにボウイとのクリエイティヴな作業を振り返りジョナサンはこう続けた。

『僕の記憶の中の彼は、僕や、彼が仕事を共にしたたくさんの人々の最高にクリエイティヴな作品を、楽しく胸躍るやり方で引き出してくれた独特の存在だ。そういう存在になるには、読書を通じて人間性を幅広く理解した、本当に善良な人間であることが必要だけど…全く簡単なことじゃない。クリエイティヴな人のために働くのは地獄なことが多いけど、ボウイの場合は喜びだった。何度も一緒に笑って、何度も興味深い会話を交わして、最終的には一緒に勇敢なことをした。彼と仕事ができて本当にラッキーだった。そういう機会をありがとう、デヴィッド。』

 

展覧会『DAVID BOWIE is』にも関わりが深く、見どころついても以下のように語ってくれた。

『注目してもらいたいのは展覧会のベルリン(時代)の部分だね。知られていないかも知れないけど、僕がデザインを手がけたんだ!展覧会のパネルのキュレーションとこの展覧会のアイデンティティへの取り組みと、図録のデザインと、この(ベルリン時代の)セクションを担当したんだ。彼の音楽の中でも僕のお気に入りの時代だね。当時の西ベルリンは、興味深い雰囲気のある、とてもユニークで文化的な場所だった。西側世界からは完全に切り離されていたから、極小の釘から最大の建造物を作るためのレンガまで空輸しなければならなかったんだ。それのおかげで文化的に興味深い場所になって、たくさんのアーティストたちが移住した。心理的には面白く、時にはとてもダークな場所だったね。これらのアルバムは当時を完璧に反映していると思う。それから、僕はエレクトロニック・ミュージックの大ファンだけど、これらの作品はエレクトロニックな前衛音楽をメインストリームに持っていった重要な作品の部類に入ると思う。このときもボウイが先駆者となって、他の人たちが彼について行ったんだ。』

 

そして、デザイナー、ジョンサン・バーンブルックにとってのデヴィッド・ボウイとは、一体なんだったのだろうか?

最後にこう答えてくれた。

『出会う前から、僕の人生を彩ってくれた彼の音楽を通じて、彼は良い友人だった。一緒に仕事するようになるといっそう素晴らしい友人になって、僕を導いてくれる力にもなったんだ』と。

 

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日本会場限定盤 「★」 12” SINGLE VINYL

 

品番:SCJ7 1

定価:¥3,333+税

仕様:完全生産限定盤/カラー・レコード(赤)/歌詞・解説・対訳付/オリジナル・ポスター封入/3曲入り

【収録曲】

SIDE 1:★

SIDE 2:LAZARUS(RADIO EDIT)/I CAN’T GIVE EVERYTHING AWAY(RADIO EDIT)

※無くなり次第終了となります。予めご了承ください。